「千鳥ヶ淵のさくら」と「ボート場」は、昨今 世界中の観光客に注目されています。
その始まりは1950(昭和25)年3月に千代田区役所が区営のボート場を開設したことに始まります。まだ、戦争の傷跡の残る日本に娯楽は少なく、区営のボート場は大賑わいで、夏休みには小学生に開放され、区民の憩いの場となりました。
その後、千代田区の初代区長 村瀬清氏の提案により、1955(昭和30)年から5年計画で、区内にさくらを植栽しました。
人気のボート場は、江戸の名残を残す松が数本植えられているだけの殺風景な場所でしたが、その法面にさくらを植栽したところ、淵に垂れるさくらの景観が人気を博し「千鳥ヶ淵のさくら風景」と「千鳥ヶ淵ボート場」の評判が高まりました。
しかし、「千鳥ヶ淵のさくら風景」のさくらの木々の樹齢は年々保全が必要になり、また、都会の環境変化は著しく、過剰な観光客と花見客のゴミ問題といった課題も増えました。
そこで、千代田区は2004年に「区の花さくら再生計画」を立ち上げ、本格的にさくらの保全活動に力を入れるようになりました。
この再生計画では、一般人も参加できる「さくらサポーター」制度も誕生しました。
このホームページは、「さくらサポーター」による「さくらを介した歴史や人の営み」をお伝えするため「様々な千代田区のさくら物語」を配信しています。是非、ご覧ください。
私たちが大切にしている「千鳥ヶ淵のさくら風景」をご案内します

秋の千鳥ヶ淵
①九段桜公園から千鳥ヶ淵を望む


②千鳥ヶ淵緑道入り口


③千鳥ヶ淵緑道からボート場を望む


④千鳥ヶ淵緑道 墓苑入口交差点に向かって


